0001-羽柴(豊臣)秀吉

1587年の「北野大茶湯」は、豊臣秀吉が北野天満宮で催した前代未聞の大茶会。庶民参加・黄金の茶室・10日間予定が1日で終幕という謎まで、一次史料と研究を踏まえて物語＋解説で立体的に読み解きます。

1587年、羽柴秀吉が博多で発した「バテレン追放令」は、なぜ、どの程度、何を禁じたのか。原文・一次史料を手がかりに、奴隷売買批判や南蛮貿易の容認など諸相を整理し、政策転換の意味と長期的な影響を読み解く。

1586–87年の「九州平定」。根白坂の敗戦を契機に、島津氏は泰平寺で降伏。秀吉は領地再編で九州秩序を作り直した。一次史料・公的資料に基づき、物語として臨場しつつ論点も整理する。

天正13年の関白就任から豊臣姓の下賜、太政大臣就任まで。近衛家への猶子入りや「関白相論」、公家成・武家官位制の整備を一次史料と研究成果で読み解き、権威掌握の全体像を物語と解説で立体化する。

1585年、羽柴秀吉は総勢10万超で四国へ進攻。わずか二か月で長宗我部元親を降し、土佐一国安堵へ導いた電撃戦の全貌を、一次史料と学術研究に基づき「物語→史実解説」でわかりやすく再現。論争点と学びも整理。

1583年、石山本願寺跡に始まった大坂城築城の理由とプロセスを、上町台地（うえまちだいち）の地勢、惣構（そうがまえ）の拡張（1594）、豊臣期と徳川期・現天守の違い、豊臣石垣館の最新知見まで一次資料で解説。

1583年の賤ヶ岳（しずがたけ）の戦いは、羽柴秀吉が柴田勝家を破り織田家中の主導権を確立した転機。大岩山急襲、前田利家の撤退、「七本槍（しちほんやり）」の実像まで、史料に基づいて分かりやすく解説。

本能寺の変からわずか11日。天正10年6月13日（西暦7月2日）、山城国山崎で羽柴秀吉が明智光秀を破った「山崎の戦い」。申刻（午後4時）に始まった合戦の実像、中国大返しの行軍速度、天王山の意味、洞ヶ峠の真偽を一次史料と研究成果で読み解く。

1582年、本能寺の変直後に敢行された羽柴秀吉の「中国大返し」。豪雨の梅雨期に約200〜230kmを進軍し、山崎で明智光秀を討つまでの軌跡を、一次史料と研究をもとに物語×解説の二段構えで詳述。異説・論点、現代に活きる学びも提示。

梅雨の岡山平野で城を湖に変えた「水攻め」。羽柴秀吉はなぜ備中高松城に堤を築き、清水宗治はなぜ舟上で最期を選んだのか。一次史料・発掘報告・水文学研究を突き合わせ、伝説と実像を丁寧に解き明かす。