埼玉・大宮氷川神社の自然観察完全ガイド|カルガモの移動ルートと初心者向け野鳥観察ポイント

火曜の良純孝太郎

埼玉県さいたま市にある武蔵一宮・氷川神社は、歴史的な神社でありながら豊かな自然環境が残るエリアです。
先日放送されたテレビ朝日系の番組『火曜の良純孝太郎』では、東光寺から氷川神社へと約1kmを移動するカルガモ親子の姿が紹介され、SNSでも大きな話題を呼びました。

本記事では、番組内容をもとにした実際の引越しルートや周辺の自然観察スポット、カルガモを含む野生動物との正しい接し方を詳しく解説します。

 


東光寺から氷川神社へ、生後1日で始まった引越しの理由

例年なら孵化から約1週間後に行うカルガモの移動。
しかし、今回の取材では生後わずか1日で東光寺を出発するという異例の行動が見られました。
この理由と背景を番組内容から解説します。

番組で紹介されたカルガモの母親は、東光寺境内で28日間卵を温めた後、7羽のヒナを誕生させました。
通常カルガモは孵化から数日間、歩く練習をしてから池のある場所へ移動します。
しかし、今回の母ガモは生後1日で出発を決断。
専門家によると、天候や周囲の安全状況、水場の状態など、環境要因が早期移動の理由になった可能性があると説明されています。
現時点で確定的な理由は分かっていませんが、自然界ではこうした予想外の行動が起こることがあるとされています。


約1kmの移動ルートと、道中で起きたハプニング

目的地の氷川神社までは、住宅街や車道を横断しながら約1kmの道のり。
番組では、思わぬ危険やトラブルも発生し、見守る人々がハラハラする場面が映し出されました。

ルートは東光寺を出て住宅街を抜け、歩道を通って氷川神社の神池を目指すもの。
途中には車が頻繁に通る交差点や、塀の隙間を通らなければ進めない狭いポイントがありました。
特に一度、ヒナが塀に挟まって立ち往生するハプニングが発生。
母ガモは心配そうに鳴き、住民が遠くから見守りながら無事脱出を祈る緊張した瞬間がありました。
また、交通量の多い場所では警察官が一時的に車を止め、安全確保に協力。
こうした地域のサポートがあったことで、7羽のヒナ全員が無事に目的地に到着できました。


氷川神社の自然環境と観察できる生き物

氷川神社は歴史ある神社でありながら、自然が豊かな場所としても有名です。
カルガモ以外にもさまざまな生き物が生息しており、自然観察に適したスポットが多くあります。

氷川神社の境内には大きな池や豊かな森が広がり、多くの野鳥や小動物が見られます。
カルガモやサギ、カワセミなどの水鳥は一年を通じて観察でき、時期によっては渡り鳥が訪れることもあります。
池の周辺ではメダカやカエル、トンボが生息し、自然観察には最適な環境が整っています。

【関連情報】
神社の周囲には大宮公園や見沼たんぼといった自然エリアもあり、季節ごとに異なる動植物を観察できます。
観察時には双眼鏡を持参すると、より多くの生き物を発見できるでしょう。


カルガモ観察のマナーと法律面での注意点

野生動物観察にはルールがあります。
カルガモ親子を見守る際は、法律に触れないように注意しつつ、ストレスを与えない観察が必要です。

カルガモは鳥獣保護管理法の対象であり、捕獲や過剰な接触は違法行為にあたります。
番組でも、直接手を出さずに見守ることが重要だと紹介されていました。
ヒナは警戒心が強く、人が近づきすぎると進行を止めてしまう場合があります。
また、フラッシュ撮影や大きな声を出すことはヒナの負担になります。
見かけた場合は静かに距離を保ち、どうしても危険な状況がある場合は警察や市の環境課など、専門機関に連絡しましょう。

【関連情報】
近年、SNS投稿が原因でカルガモの移動ルートが人だかりになり、親子が進めなくなるトラブルが報告されています。
観察記録をシェアする際も、位置情報の扱いには注意が必要です。


氷川神社周辺のおすすめ自然観察スポットと注意点

氷川神社のほか、周辺には自然豊かなエリアが点在しています。
観察の際のおすすめスポットと、訪問前に知っておきたい注意点をまとめました。

大宮公園は氷川神社から徒歩圏内にあり、野鳥やリス、四季の植物が楽しめるスポットです。
また、見沼たんぼは渡り鳥の休憩地としても有名で、季節によって希少な野鳥に出会える可能性があります。
ただし、これらの場所も観察者が多い時期には混雑しやすく、動物が警戒することがあります。
観察は早朝や平日が狙い目です。
虫刺され対策や帽子、飲み物などを準備し、安全第一で自然観察を楽しんでください。


まとめ

氷川神社周辺は、カルガモ親子の引越しで注目されたように、野生動物が暮らしやすい豊かな自然が広がっています。

観察をする際には、ルールとマナーを守り、動物たちの安全と自然環境を大切にしましょう。

この地域を訪れることで、命の尊さと自然の力強さを間近で感じることができます。

 

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